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こころ

  空海、そして高野山

伊豆の国市韮山は源頼朝ゆかりの地である。

父、義朝が平治の乱で敗れた後、

配流され20年間を過ごしたとされている。


この韮山からアダにご来店頂いている

60代のあるお客様。

数年前に白髪染めを卒業し、

今は黒髪と白髪のバランスが絶妙なセシルスタイル。

日頃からトータルファッションを意識しておられ、

落ち着いた年令なりに雑誌の1ページを飾る

モデルのような雰囲気が漂う魅力的なお客様。

IMG_6337.JPGのサムネール画像

先日、そのお客様から一冊の本をお借りしました。

上述、韮山の歴史にゆかりはないと思いますが、

少し前に私自身が興味を持ち、

前々回のご来店時から話題にさせて頂いた

「空海」(高村薫 著)。


教鞭を執られた経験のある博学なお方です。

きっと高野山のこともご存じだろうと

「行かれたことありますか?」と、

私からの質問がきっかけでしたが、

切り出したときにオススメの

宿坊情報まで頂きました。

IMG_6338.JPG

この私が

空海に興味を持ったのは数か月前のこと。

たまたま新幹線車内の情報誌「ひととき」を手にし、

何気なくページを開いたところ、

夢枕獏さんが空海の人物像を語っておりました。


「若い頃の空海は

 言ってみればある意味ロック野郎ですね・・・」

ロック野郎って?

この一言で歴史的重要人物空海に興味を持ち

長らく映画館に足を運ぶことはありませんでしたが、

映画 「空海」を劇場にて鑑賞しました。


作品はSFファンタジー寄り。

映像が美しく音響の臨場感から

気分が高揚する場面もありましたが、

歴史的背景は薄かったと思います。

やはり限られた時間内では難しいと思いますが、

当時の長安を想像するに当たっては

良いものを観ることができました。

IMG_6339.JPG

お借りした一冊は予想通り

歴史本に見られる難しい漢字が多く、

仏教語も出てきます(汗)

時間はかかりますが、P.Cにも記載していない漢字は

漢和辞典で調べているので、勉強になる1冊です。

書き留めておかないと忘れてしましますが・・・


これまで空海についてはまったくの無知でした。

しかしまだ漠然としたイメージではあるけれど、

ちょっぴり空海を理解した気がしています。


「千二百年の時空を遡る」


昨今、どの観光地も訪日客が多すぎて

落ち着きのない風景を目の当たりにします。


空海が切り開いた高野山とて

同じかも知れませんが、

今の私にとって、

高野山は一見の価値がありそうです。

 
   アダオブヘアー 小澤利雄

※20日(日)~22日(火)は3連休させて頂きます。

 ご了承ください。
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