パーマスタイルファッション情報

  チャレンジ

これまで

長年ショートへアーで過ごしてきたお客様。


グレーヘアーカバーのために

赤味のあるヘアマニキュアが定番。

マニキュアは一般カラーと違い

化学反応が無く髪が痛まない。

一般カラーの人口色素ジアミンに

アレルギー反応(痒み)を起こす方でも

安心してカラーができるのも特徴。


本日はイメチェンのため伸ばしてきた髪を、

接客業のお仕事中に束ねたいとのことで、

何十年と無縁だったパーマのご希望。


髪質は素直過ぎる直毛で、

かなりしっかりしている。

その上に上記のヘアマニキュア施術。

髪が傷む要素は全くなく、

表面のキューティクル

(顕微鏡で見るとうろこ状の大切な部分)

も一般の方に比べ多そう。

コレって、パーマ―施術にどうよ!?

IMG_8215.jpg

キューティクルまで曲げるホット系パーマならば

綺麗にかかりそうだが、長さを考えると

もう少し先延ばしにしたいところ。

しかし束ねた毛先のツンツンが我慢の限界!!

IMG_8216.jpg

こんな時、闘争心がちらほらする美容師。

無理なものは無理ですとお伝えするが、

パーマ理論などをある程度把握しているので、

ここはコールド系パーマでチャレンジを決めた。

しかし、

コールド系は理論的に

キューティクルがもとに戻ろうとするので、

デジタルパーマに比べると持続性に欠ける。


予想は裏切らず、やはり相当かかりが悪い。

ナノスチームやソーラーをあてても

パーマプロセスで一般の方の3倍以上は

時間を費やした。

IMG_8218.jpg

ロッドアウト後のウエットの状態。

まだ水素結合を戻していないので

パーマもダレてないけれど、

髪を乾かしていると、

真っすぐになっちゃった・・・

ここまでは良くある話。

IMG_8220.jpg

それでもドライ後、パーマが生きております。

大切なのは、

巻いた状態で水素結合を少し戻してあげること。

この特別なプロセスは、

パーマのかかりの悪い方や、持たない方に大事。


9年前、ヘアケアマイスターの勉強中に

ふと思い浮かんだオリジナル方法ですが、

これがずっと役立っております。


アダオブヘアー オーナー小澤
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