パーマスタイルファッション情報
チャレンジ
これまで
長年ショートへアーで過ごしてきたお客様。
グレーヘアーカバーのために
赤味のあるヘアマニキュアが定番。
マニキュアは一般カラーと違い
化学反応が無く髪が痛まない。
一般カラーの人口色素ジアミンに
アレルギー反応(痒み)を起こす方でも
安心してカラーができるのも特徴。
本日はイメチェンのため伸ばしてきた髪を、
接客業のお仕事中に束ねたいとのことで、
何十年と無縁だったパーマのご希望。
髪質は素直過ぎる直毛で、
かなりしっかりしている。
その上に上記のヘアマニキュア施術。
髪が傷む要素は全くなく、
表面のキューティクル
(顕微鏡で見るとうろこ状の大切な部分)
も一般の方に比べ多そう。
コレって、パーマ―施術にどうよ!?
キューティクルまで曲げるホット系パーマならば
綺麗にかかりそうだが、長さを考えると
もう少し先延ばしにしたいところ。
しかし束ねた毛先のツンツンが我慢の限界!!
こんな時、闘争心がちらほらする美容師。
無理なものは無理ですとお伝えするが、
パーマ理論などをある程度把握しているので、
ここはコールド系パーマでチャレンジを決めた。
しかし、
コールド系は理論的に
キューティクルがもとに戻ろうとするので、
デジタルパーマに比べると持続性に欠ける。
予想は裏切らず、やはり相当かかりが悪い。
ナノスチームやソーラーをあてても
パーマプロセスで一般の方の3倍以上は
時間を費やした。
ロッドアウト後のウエットの状態。
まだ水素結合を戻していないので
パーマもダレてないけれど、
髪を乾かしていると、
真っすぐになっちゃった・・・
ここまでは良くある話。
それでもドライ後、パーマが生きております。
大切なのは、
巻いた状態で水素結合を少し戻してあげること。
この特別なプロセスは、
パーマのかかりの悪い方や、持たない方に大事。
9年前、ヘアケアマイスターの勉強中に
ふと思い浮かんだオリジナル方法ですが、
これがずっと役立っております。
アダオブヘアー オーナー小澤
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